劇的に作業時間を短縮するエクセル操作テクニック集
エクセル作業で最も時間を要するのは、実はマウス操作です。マウスを動かす、左クリックする、右クリックする、選択肢を選ぶ・・・ちょっと意識すると、この操作だけで結構な時間を使っている事がわかります。逆に言うと、このマウス操作を簡略化させれば、エクセル作業に要する時間は劇的に短縮することができます。
ここでは知っておくと本当に便利な、作業時間短縮のためのショートカットやキーボード操作のテクニックをご紹介します。是非、皆さんのエクセル作業の際にご活用ください。
エクセルシート/ファイルを移動する時間を劇的に短縮するテクニック
これを知っているだけで、マウスを使って右端や下にあるスクロールバーを動かしたりする必要がなくなります。これだけで作業時間の70%は短縮(※時間は筆者の感覚値)。
- Enter / Shift + Enter ・・・セルの入力を確定して下のセルに移動する(Shiftを押しながらだと上のセルに移動する)
- Tab / Shift + Tab ・・・セルの入力を確定して右のセルに移動する(Shiftを押しながらだと左のセルに移動する)
- Page Up / Page Down ・・・上下にスクロールする
- Ctrl + カーソル(←↓→↑) ・・・入力されている連続するセルの端までジャンプする、もしくは空白を飛び越して入力されているセルまでジャンプする
エクセルファイルの中に複数シートがある場合の移動や、複数ファイル間を移動する場合、またアプリケーション間を移動する場合にも、画面下のタスクバーを操作することなく移動することができるテクニックもあります。仕事とは関係ないアプリケーションをあけているときに誰かが後ろを通った時、これを知っていると何気ない操作で画面を切り替えることができます(笑)
- Ctrl + Page Up / Ctrl + Page Down ・・・ファイル内にあるシートを移動する。Page Upで左に、Page Downは右に移動。
- Ctrl + Tab ・・・ 複数のエクセルファイルを順に移動
- Alt + Tab ・・・ アプリケーション間を移動。画面にアクティブなアプリケーションが表示されるので、Alt + Tabを複数回押して、移動したいアプリケーションおよびファイルを選択する
シートの編集にかかる時間を劇的に短縮するテクニック
エクセルシートにセルや行列を挿入したり、印刷範囲を指定したり、とかくシートの編集をすることも多いかと思いますが、これも上記同様、知っておくと便利なショートカットがたくさんあります。
- Ctrl + スペース ・・・列を指定
- Shift + スペース ・・・行を指定。ただし半角状態なっていないとできません。
- Ctrl + A ・・・(エクセルが自動判別して)データベースの範囲を指定。繰り返すと全ページ指定
- Ctrl + C ・・・コピー
- Ctrl + X ・・・カット(切り取り)
- Ctrl + V ・・・貼り付け
- Alt → E → S ・・・選択して貼り付け
文字やセルの修飾をする時間を劇的に短縮するテクニック
会議やプレゼンテーションに、エクセルで作ったチャートなどを提出する際に、文字やセルを修飾するのは不可欠ですが、これをするのも結構時間がかかりますよね。これを知っておくと、その就職にかかる時間も大幅に短縮できます。
- Ctrl + B ・・・太字にする
- Ctrl + I ・・・イタリック(斜体)にする
- Ctrl + U ・・・アンダーラインを引く
後はAltキーを使ってツールバーのメニュー選択を手元のキーボードで行うこともできます。よく使う修飾としては次のようなものがあげられます。
- Alt → H → 0 (または9) ・・・小数点表示を一桁増やす(9を押した場合は、一桁減らす)
- Alt → H → P ・・・パーセンテージ表示にする
- Alt → H → K ・・・桁区切り記号のコンマを付けて表示する
- Alt → H → FF ・・・フォントの指定をする
- Alt → H → FG(またはFK) ・・・フォントを大きくする(FKの場合は小さくする)
- Alt → H → FC ・・・フォントの色を変える
- Alt → H → O ・・・フォントの書式自体を変える
ツールバーの中によく使う操作キーがある場合、Altキーを使って操作する方法を覚えておくと、時間短縮になりますよ。